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空気を振動させるほどの巨大な発砲音が、戦場に響き渡る。
それと同時に両軍の作戦が開始され、東軍の兵志・島崎ペアと西軍の臣成隊は一気に敵軍大将を狙いに行く。
「それじゃあ、行きますか?」
「は、はい。行きましょう」
「ちょっとは活躍しなさいよ!」
姫香の厳しい応援が兵志を後押しする。
────数分後。
「島崎さーん!どこ行ったの?」
一年生の島崎に置いていかれ、兵志は必死になって探していた。
『開始早々に離ればなれって、ヤバくないか?』
「あ、内藤先輩!」
兵志の横の草むらから、島崎が顔を出した。
「どこ行ってたんですか?探したんですよ?」
「ご、ごめんなさい」
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