闘い続ける者たち

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(この戦争はすべて……) 平清盛(たいらのきよもり)によって仕組まれたものなのだと。 (この戦争だけじゃない) ひょっとしたら、レッドキングダムが新選組を襲ったのも、その前のブルーダイヤモンドの件も……。 いや、遡(さかのぼ)れば、今までのそのすべてが――――。 この“漢”によって仕組まれたものだったのかもしれない。 「何故だ……?」 それでも、理由が分からない。 柳生十兵衛と共に、新たな世界を目指す為に歩み始めたのではないのか? (ならば、何故、今ここで裏切る?) 私は、問う。 「何故?」 そう、疑問に対し応える清盛。 「すべては、プレイヤーの意思を統一する為だ」 数あるプレイヤーの意思を統合することのできる、この世界にたった一つある方法。 「それは、私の能力によって生み出した兵隊だけだろう?」 そう口にすると、清盛は能力を発動させる。 「はははー★形勢逆転だね♪」 「だねー、セス」 生み出されるセスと曹操。 「曹操、これは遊びじゃなんですよ?」 「ふざけないでください、セス!!」 続いて具現化される孫権とミラ。 「この槍にかけて、あなたを守る!!」 そういって、槍を振るう真田。 「ソレハ、俺ノ台詞ダロウ?」 声を変化させながら覆面(マスク)を被る家康。 それだけじゃない。 「オリンポスでの借りは返す!!」 心を読む、王龍の前で死んだ劉備。 まるで、それらすべてが己の計算だったと言わんばかりに、清盛は彼らを具現化した。  
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