~序章~

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自分は近付いて来るものの正体を 知らない筈なのに、 恐怖にも似た感情を抱いた。 頭の何処かで逃げなければと思い 気付けば走っていた。 暗闇のせいで何も見えなかったが、 とにかく走った。 走って走って、走り続けた。 しかし、どんなに走っても 追って来るものからは逃げられず、 逆にどんどん距離が縮まっていた。
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