DEVIL HANTER

2/4
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
見渡す限り瓦礫の山。 その瓦礫の山に、真っ赤に燃える夕日が射して、辺り一面を炎で染める。 まるで空襲でも受けたかのような光景は、この時代では誰も驚かない。 そんな焔の光景のとある場所で、若い男の声が聞こえる。 「この瞬間がいつもドキドキするんだよ…」 針ネズミを連想してしまうような、パンキッシュな黒髪。 目付きの悪さに似つかわしくない綺麗なブラウンの瞳。 その左瞼には髑髏を模したピアスを付けている。 端から見れば痛々しいものだ。 パンキッシュな男の五本の指は、"D"と呼ばれる生物の首を締め付けている。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!