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女性の周りにはパンクな男が倒したDとは違うDが倒れていた。
そしてその女性の方へ、ごついコートのポケットに片手を入れてDを引き摺りながら、足取り重く歩いてくるサングラスの男。
低い声でつぶやく。
「そろそろ帰るぞ…」
サングラスの男のその言葉が合図になったかのように、パンクな男から蒼白い光が弾けるように放たれた。
その光に触れたDは、次々と一瞬にして砂埃を上げるように粉々になり、やがて灰になり消えて行った。
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