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あの最悪な日から、1日。
「ばあちゃん、行きたくないベ」
「はい?まー、そんなこたぁばぁちゃん許さんでぇ。」
包丁を持った私のおばあちゃんは、村でも有名なパワフルばあちゃんだ。じいちゃんは、私が8歳のときに肺炎で死んだ。とても元気で優しいじいちゃんだった。
私の顔だちは、ばあちゃん似だ。口調は、じいちゃん。
目はママ。髪の色は父ちゃんだ。ママと父ちゃんは、今ブラジルだ。というか、ブラジルにまだいる。私だけが高校は日本の方がよいということで、一人で生まれ故郷の愛媛県八幡浜市に帰ってきたのだ。
そして、転校生紹介のときにあんな失態を全校生徒にさらしてしまったので、学校に行きたくない私は包丁ばばあと戦っているわけだ。
これは、いつものこと。
最終的には、行かなければならない。なぜなら、ばあちゃん家は空学の正門の目の前だから、先生が呼びに来る。。。ちーーーーーん
というのが毎朝続くので、朝方の授業は私は白目を向いて授業を受けている。。。
でも、チャイムが鳴ると私は、
ブラジルで育ったため、ハイテンションガールへと変身♋
が。。。。
この学校では、そうはいかないようだ。。。右隣の子は、爆睡。
左隣は本だけを見てニヤニヤしてる。みると、裸の女の人が何人も並ぶ本を読んでいるではないか!!表紙は「今考える地球の未来」とかってかいてるのに。。。。。
地球の未来よりおまえの未来の方が心配だよ。。。というかんじで、女子はみんなメイク治しだけしてて、スッピンの私を哀れみの目で見るから、あーーー怖くて話もできね~よ。
するとそこへ、超ネクラで前髪によって目が退化しなくなったのではないかといわれている、佐々木 葉月菜(はづな)さんがやってきた。
「あのー、昨日ブラジル語でこんにちはってなんていうんだっけ??」
わたしは、ネクラの子のがこんな事に興味を持つということに驚いたのではなく、その子が話しているときに、目が見えて、驚いているのだった。。。
「あ、あ、えーっと、おらーー」
「ありがとう。」
「あ、え、ちょ。。。」
なんか、ヤンキーがケンカうるときみたいな声で、言っちゃった。びっくりさせっちゃったなぁ。。
友達1人へったな。。(トホホ)
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