愛しき玉

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「俺、皆のことは好きだ。恋愛感情じゃないけど大好き」 「ああ、俺達も和人のこと好きだからな」 「疲れてるだろ?お休み」 そう言って委員長が俺を向かい合わせで膝に抱き抱えて椅子に座る。 委員会に出席するといつも必ず誰かしらにこれをされる。 膝の上で抱かれたまま寝るなんて子供みたいで嫌だけど優しくぽんぽんと背を叩かれるとすぐに睡魔が襲ってくる。 「お休み和人」 副委員長の柔らかい声を最後に俺は意識を手放したのだった。 .
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