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私の大切なにっき「RainbowNote」―
死んでしまったお母さん-蘭さん-が私にくれた大切なノート
蘭「奏音、これをあげるわ」
奏「なぁに、これぇ??おかぁさんのたいせつなものー??」
蘭「そうよ。だから奏音にあげるの。
奏音、もしお母さんがいなくなってしまっても
私はあなたが大好きよ
私ね、奏音には奏音らしい七色を奏で続けて欲しの
飛翔には飛翔らしい
そしてお父さんにはお父さんらしいね
辛いことも、楽しいことも嬉しいことも、何もかも...このノートに書くとね、いいことがあるのよ」
奏「いいことぉ??」
蘭「そうよ。
奏音の毎日が七色に輝くときにわかるわ
その時はきっとあなたの大切な人が見つかった時ね
奏音なら出来るわ
お母さんの夢を、叶えてちょうだいね」
奏「うん!!奏音がんばるよぉ!!」
あの時交わした、小さな約束―
お母さんの願いの詰まったノート
天国にいるお母さんにも、今の気持ち届いてるのかな――
そしたらごめんね、お母さん
辛いことばかり書いて―
楽しいことも書くからね―
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