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俺もそうだ
奏で音には言えない悩みがある
海里にも、俺にも、頼れる人なんてもういないんだから――
唯一、俺たちを知っている人物も
引き取られてしまったから―――
また、一人ぼっち
幾兎くん、理兎くん、どこ行ったんだよ....
俺たちだけじゃ、だめなんだよ
早く...早く!!!
じゃないときっと....
―――――――。
奏「...多くん!!
かな....たくん..
哉多くん!!」
ハッ
哉「えっ、あ、なに??」
奏「難しい顔してどうしたの??」
海「珍しく眉間にシワが寄ってる。どうした??」
叶「お腹空きすぎて??奏音ちゃんと一緒だね(笑っ)」
奏「もっ、もーう!!叶夢!!」
俺、そんな難しい顔してたかな...
哉「そうなんだよ!!お腹空いちゃってさ!!なんか食べようよ!!」
みんなに迷惑なんかかけられない
笑わなきゃ
約束したから
小さい頃の
初恋のキミに―――
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