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「あのねぇ!!そんなことで助かっても私は全く嬉しくなんてないのよ!?ユトちゃん!もっとゆっくり考えなさいよ。私、死んじゃうユトちゃんなんて見たくないわよ!!もちろん、それはみんなもおんなじだと思うわよ!?ねぇ、本当にユトちゃんの本心?」
肩をガクンガクンと揺らしながら、そう問い詰める。
「僕は、死にたいわけではないんですよ?ただ、死んだら体はこちらに残らないだろうから……そしたら、みんなも僕のこと……わっ忘れちゃうんじゃないかなって……そしたら、もうっ僕はみなさんの仲間っじゃっなくなっちゃうような気がしてっうっうぅ」
肩を掴まれたままユトはポツリポツリと語りだす。それは徐々にしゃっくりを交えて……泣きながら……
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