~出会い~

4/7
前へ
/47ページ
次へ
数日後── 「朱音さんっ朱音さんっ!!」 朱{おぅw どーしたんw そんなコーフンしてw とりま、もちつけw} 「実はさ!この前言ってた会社に受かったんよ!」 朱{おぉ~w やったじゃんw} 「ちげーのw 実は、その会社、受かるのは面接時から、なんとなくわかってたから、全然いーんだけど、ちげーのwww」 朱{かなりコーフンしてんじゃんw どーしたんよw} 「実は、ちょっとだけ、体験みたいなのをやらせてもらったんだけど、そのときに、どストライク見つけちゃったのだ☆」 朱{おぉ☆ すげーじゃんw} 「でも…」 朱{ん?なんか問題?} 「いや…なんとなく、似てるんだよね…」 朱{あぁ、元カノさんに?} 「うん…いや、帽子被って、マスクしてるから、それ取ったら別人なんだろうけど、なんか、ねぇ」 朱{んー、でも、いーんじゃね?元カノさんは元カノさんなわけだし、新しい恋が始まるのは仕方ないじゃん?} 「んー…『待ってる』とか、言わなきゃ良かったのかなぁ…」 朱{それはそれ。これはこれ。元カノさんを待ちながら、新しい恋にも心傾けてあげる。そんな感じでw} 「う゛ー…人事だと思って~」 朱{ひっひっひっwww 人事だも~んw なんたって、うちらは『遠距離の行きずり関係』だ・か・らw} 「もーw」 朱音さんはすごい人だなと、いつも思う。 なんでオレは、『朱音さんを好きにならなかったんだろう?』と思うくらいだ。 .
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加