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いつも電話でオレの話を聞いてくれる朱音さん。
そんな朱音さんに、転職先の『お姉さん』の話を、
ついペラペラと話してしまう。
朱{うふふw たっくん、イキイキしてるねw}
「そりゃ、姉さんのためならシねるくらいの気持ちですが何か? デヘデヘ」
朱{あー、はいはい←}
朱音さんはオレの事をどう思ってるんだろう?と、時々思う。
説明が遅れたが、オレは女だが、女が好きだという、ちょっとめんどくさい道を選んだ人間だ。
『性同一性』とかいうやつより、純粋に『女として女が好き』だ。
いや、オレの心は男だが…
なんつーか、『男になりたい』と思ったことはない。
今までの彼女たちのように、
『女が女を求める』
のは、おかしいのだろうか?
でも、『好き』という気持ちは、男だろうが女だろうが、変わらないと思う。
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