~出会い~

5/7
前へ
/47ページ
次へ
いつも電話でオレの話を聞いてくれる朱音さん。 そんな朱音さんに、転職先の『お姉さん』の話を、 ついペラペラと話してしまう。 朱{うふふw たっくん、イキイキしてるねw} 「そりゃ、姉さんのためならシねるくらいの気持ちですが何か? デヘデヘ」 朱{あー、はいはい←} 朱音さんはオレの事をどう思ってるんだろう?と、時々思う。 説明が遅れたが、オレは女だが、女が好きだという、ちょっとめんどくさい道を選んだ人間だ。 『性同一性』とかいうやつより、純粋に『女として女が好き』だ。 いや、オレの心は男だが… なんつーか、『男になりたい』と思ったことはない。 今までの彼女たちのように、 『女が女を求める』 のは、おかしいのだろうか? でも、『好き』という気持ちは、男だろうが女だろうが、変わらないと思う。 .
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加