プロローグ

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肌に刺さる、寒い冬も終わり、優しい暖かい風が吹く春になった。 だが今日は生憎の曇り空。 星空が見える夜空はない。 そんな空の下、 パシッ!!と乾いた音が、あたりに響いた。 「あんたなんて最低もうお別れよ!! さようなら」 「嫌だ~!!!」 気の強そうな女性の声と 情けない男の声が聞こえる。 女は何も言わずにその場を去って行った。 そして残るのは、ビンタされた頬を押さえながら地面に座る男と微かに吹く風の音と…… 道路から一部始終を見ていた俺だけとなった
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