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オフ会当日、他のメンバーとの待ち合わせ時間よりも30分早く私とBandsmanは待ち合わせをした。
約束の時間よりも少し早く着いた私は、新宿のモザイク通りでBandsmanが来るのを待っていた。
人通りが多いところで会ったことのない人を待つのは緊張する。
すれ違う人達を横目で見る度にBandsmanなんじゃないかと思ってしまう。
落ち着かない気持ちで待っていると携帯が鳴った。
ディスプレイを見るとBandsmanだった。私は急いで通話ボタンを押して電話に出た。
Bandsman「着いたよ。今どこ?」
私「私も着いてるよ。」
辺りをキョロキョロ見渡すと同じように携帯片手にキョロキョロしてる男の人がいた。
恐る恐る近くにいくとBandsmanだった。
Bandsman「はじめまして。」
Bandsmanの第一印象は細いだった。
黒のBurberryのポロシャツにスキニー風のジーパンを穿いていた。黒髪でなんとなく垢抜けない感じだけど、優しそうな雰囲気の人だった。
Bandsmanというハンドルネームから私は金髪皮パンまではいかなくても、いかついロック系の人を想像していたのに目の前にいる人はロックというよりはフォークという感じの穏やかな雰囲気の人だった。
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