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「はい。じゃあ39000ヤンね」
小屋に戻って来たウリューは
木こりにアイアンを渡した
木こりは重さを計り数を数えて規定の金額をウリューに渡した
「見ろよナガ!39000ヤンだぜ!」
「嘘だろ!?おい!あんなもんが一個1000ヤンになるなんて…」
「アイアンは貴重品よ!いいバイトだっただろ?ほら、バイト代の5000ヤンだ」
「沢山取れたんだからもう少し弾んでくれよなぁ~」
ナガがそう言うとウリューは首をぶんぶん横に降った
「ダメダメ。こっちは結構経費かかってんのよ」
ウリューが値上げを拒否するとナガはポケットからアイアンを取り出した
「そうか…値上げしてくれたらコイツを渡そうかと思ってたが…しょうがない。コレは俺がもらっておこう」
それは森でナガが2つ目に拾ったアイアンだったが形状が面白いので自分のポケットへ密かに忍ばせていた物だった
「おまっ…これ…レアもんじゃねぇか!わかった!2000プラスする。だから俺にくれ」
「もう遅い。面白い形してるからまさかとは思ったけどな」
そのアイアンは円柱形になっていて表面がざらざらしている
まるで砂をそのまま固めたようだった
「ちっくしょ~!欲出さなきゃ良かった!」
レア物を見ながら
笑っているナガを見てウリューは頭を抱えて悔しがった
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