プロローグ

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「俺は悪魔だ。今は黒猫になってるがな。」 「そっちが冗談だったんすか!」 全然冗談になってねぇ! 「あぁー、楽しみだなぁー、どこに行こうかなぁー」 「わくわくっすねぇ!」 「ところで人間」 「ん?なんだ?猫」 「お前、急いで行かなくていいのか?」 「なに今ごろ言ってんだ?こんなのずいぶん前からだろ?」 「はぁ……いつからこんな遅刻魔になったんだか……」 「あんたは俺の父親かなにかか?」 「ちがう、悪魔が遅刻魔に説教してんだ」 全然うまくねぇよ! 「それよりほら、迎えがきたぞ」 「?」 俺が指差した先には……白い猫がいた。 「わぁお、キティちゃん、こんなとこまで迎えにきてくれたの?ありがとう」 「ミャー」 「ん?この人間?あぁ、この人間はなんでもないよ。さぁ、いこうか」 「ミャー」 「あなた本当に悪魔っすか!?」
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