憑依

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竜也は割れた窓の向こう側に行ってしまった。 秋奈は、急いで壁を乗り越えようとしたが、どうも左らへんに人らしい気配を感じる。 何故か、一度気になると例え何も無かったとしても見て確認したい。 そんな気持ちで左へ首を振ると、そこにはおばあさんが立っていた。 あれ?こんなところにおばあさんいたっけ? 今まで全くでおばあさんに気づかなかった もしかして、ずっと今あった事を見ていたのだろうか。 聞きたいのは山々だった。 しかし、今はそれどころでは無い。 友達の命が危ないかもしれないのだ。 秋奈は気になりながらも、窓を乗り越えた。
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