窓の外
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震えるその手で、どうにか窓の外に出てみると、そこには竜也が立っていた。 そこらには鉄臭い臭いが漂っていて、月に照らされた家の裏庭らしき所には、血の様な物が道の方まで真っすぐ続いていた。 きっと血の跡は、涼介が逃げたその先に続いていたいるのだろう。 竜也と秋奈は何も言葉は発しなかったがそう思った。 「この跡をたどれば、きっと涼介と悠真が居るはず…」 俺はボソッと口に出した。
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