窓の外

3/6
前へ
/55ページ
次へ
二人は急いでその跡を走りながら追跡し始めた。 涼介が無事である事を願って。 この先にきっと… 俺はそんな事を思いながら走り続けた。 秋奈もそんな事を思いながら走っているのだろうか。 俺は、疲れて重たくなった足を気力で動かし、とにかく急ぐ。 するとその途中、奇妙な音と共に、鉄腐さが増してきた。 そこは曲がり角になっていて、その向こうから何か音が聞こえる。 ・・・バリッ・・バリバリッ・・・・・・ ・・バリバリッ・・・・・バリッ・・・・ バリバリッ・・・バリッバリッ・・・・
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加