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音を聴いて、とっさに曲がり角の手前でピタリと足を止めた。
この先には一体どうなっているのだろうか…
一瞬にしてまた足が重くなった。
静かな夜の闇に響く音が俺に更に恐怖をあたえ…
恐怖に屈しそうになるほど逃げ出したくなる。
どうしてもさっきの悠真の姿が離れない。
だが、それは俺だけじゃいなはずだ。
男である俺がさっきから何やって…ここで根性がある所を見せるべきだ。
俺は曲がり角に向かってまた歩いた。
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