窓の外

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音を聴いて、とっさに曲がり角の手前でピタリと足を止めた。 この先には一体どうなっているのだろうか… 一瞬にしてまた足が重くなった。 静かな夜の闇に響く音が俺に更に恐怖をあたえ… 恐怖に屈しそうになるほど逃げ出したくなる。 どうしてもさっきの悠真の姿が離れない。 だが、それは俺だけじゃいなはずだ。 男である俺がさっきから何やって…ここで根性がある所を見せるべきだ。 俺は曲がり角に向かってまた歩いた。
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