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振り下ろした剣はちょうど尻尾の柔らかい部分に当たり、粘土を斬るような感触だった。
龍鬼の血が飛び散り、
「オオォ!」
と憤怒の雄叫びをあげる。
ガイは間髪入れずに魔法・閃光を放つ。
俺はガイが閃光を放つ事は合図でわかっていたので
目を瞑った。
龍鬼は目がくらみ、麻痺しているので、動きが鈍く、前が見えない。
この隙を逃さず、俺は龍鬼の胸に渾身のパンチを叩き込み、封印の呪文を詠唱する。
だが龍鬼の痺れと目くらみが治り、
殴りかかってきた。
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