龍の封印

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俺はコイツが憎い。 何故ならコイツは俺の親友・レイを殺したからだ。 一時間ほど前、 アイツが渾身の力を秘めた一撃で俺に殴りかかってきた。 その一撃を食らう寸前、レイは俺を庇い、倒れてしまった。 レイは腹を切り裂かれ、腹からは血がドクドクと溢れる。 「零、ガイ、ごめん…もう…あたしダメかも…」 いつも強気のレイが弱々しく言う。 「もういい!喋るな…!」 俺は泣きながら叫ぶ。 「あいつは、殺…すこと…は出来、ない…だから、」 そしてレイは俺に封印という技とブレスレットを渡した。 「三人の…約束、守れなくて…ごめんね」 「大丈夫だ!今から治療してもらえば…」 だがレイは息絶えていた。
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