なゆの話

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気付いたと思う。 ここに優しく抱きしめて,「辛かったね。」という友人はいない。 でもそんなことは誰でも出来る。 私は本音で話せる彼女たちが大好きだ。 でも正直,今はつらい。 「誰か一人くらい私を労る人はいないの?」 私は泣きべそをかきながら言った。 「私たちに優しい言葉をかけてもらうのを期待しているの?」 ユウが静かに言った。
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