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翌日,私は朝から緊張と複雑な思いでいっぱいだった。
育人に会える緊張感と昨夜のケイちゃんとの喧嘩でスッキリしないままだった。
結局,服も決まらず。
私は仕事も休みだったから,約束の時間までベッドの上で過ごそうとした。
ピンポーン
そう思ったときにインターホンが鳴った。
私は億劫だったが,玄関を開けた。
「,,,,。」
ケイちゃんがいた。
私が何かを言おうとする前にケイちゃんが言った。
「あんたは後悔しない?」
育人に会って後悔しないか。まだ分からない。
でも会わないよりは後悔しないだろう。
このまま会わなかったらそれこそ私はずーと育人との思い出に頼って生きていくにちがいない。
「分からない。でも会わないよりは後悔しない。」
ケイちゃんはため息をついた。
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