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育人はきょとんとして私を見た。
「もういい。その女の話なんて聞きたくない。
だって私たちには関係ない。」
私は涙をこらえながら言った。
育人は私を抱きしめて,口づけをした。
こうしてほしかった。ただただずっと。
育人に触れたかった。抱きしめたかった。優しく笑いかけてほしかった。
「,,,シャワー浴びてくる。」
唇を離すと育人が切なげな声で言った。
私はうなずいた。
私は間違った選択をしているかもしれない。
でももうダメ。今すぐ育人と寝たい。
朝までベッドで他愛のない話をしたい。
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