サクの話

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今回の企画は,ちょっと今までとは違うものにしたかった。 人々が目を離せなくなる写真。新しいものがほしかった。 「新しい写真,届きましたー。」 部下の女が新たな写真を持って部屋に入ってきた。 「ねぇ。ノックしてって何回言わせるの?」 私は部下に言った。 そうすると部下は聞こえてるか聞こえてないか分からないが無視して,出て行った。 「気にすることないわよ。あの子みんなにああだから。 何かいつまでも雑用みたいな仕事しか出来ないのが不満みたいよ。」 真由が言った。 「挙げ句に上司はゲイだものね。 かわいそうに。」 私の言った冗談に真由は笑った。
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