なゆの話

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そんなどん底の最中,携帯電話が鳴った。 育人に振られて,ひきこもりになってから携帯電話には出ていない。 でも,もしかしたら育人から連絡があるかもと,充電はしといてある。 そして私は着信音で育人じゃないことを確認して,またワインを飲んですすり泣きはじめた。 ピンポーン。 インターホンが鳴った。 育人!! 私は玄関に走り,ドアを開けた。 そこには見慣れた私の友人たちが4人いた。
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