第一章 プレゼント

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「はい」 「え?」 「交換しよ」 きょとんとした顔でアタシを見る奈々。 別にアタシはどっちのピエロでもど ーでもいいので、奈々のピエロと勝手に付け替えてやった。 「ありがと花」 「いーえ♪」 えへへと笑う奈々はかわゆい。アタシは女の子が好きなのだ。・・・勿論そーいう意味ではなく。 女の子は可愛い。ウ○ビッチが可愛いのと同じ感覚だ。チョ○パーでもいい。 ・・・脱線したがアタシはとにかく、女の子らしい女の子に弱い。 自分が女の子らしくないからかは知らないが、ついなんでもしてあげたくなってしまう。 そうしてアタシ達はそれぞれの家へ帰路に着いた(ちなみに二人とも一人暮らしだ) 「ただいまっと」 1DKの部屋に明かりを灯し、服を脱ぎ捨てる。 満腹のおなかがちょっと苦しいので、ベッドにゴロンと転がった。 途端襲ってくる睡魔。 アタシはベッドに入るとすぐ寝つける性質だ(なんてったって趣味が睡眠!) だけどなんだか今日はもんの凄く眠たい。 おかしいぐらい眠たい。 ちょっと油断したらすぐに意識が飛びそう。・・・やばいなぁ 眠気を飛ばすようにガバリと起き上がって、アタシはさっさとお風呂に入ってしまう事にした。 ・・・眠い。シャンプーを泡立てる手が今にも力が抜けそうだ。 なんだろう、アタシ冬眠すんのかな?・・・もう夏なのに。 気力を振り絞ってシャワーを終え、ドライヤーに手を伸ばすも・・・めんどくさい。眠い。 頭をタオルでがしがし拭きながらベッドに座る。 携帯を手にとって朝の8時にアラームをセットした。 限界が来たらしい。 睡魔に逆えずアタシはベッドにバタリと横になり瞬時に眠りについた。
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