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走りすぎていく車を
ただ呆然と見ていた。
?「逃げ足早っ!
嬢ちゃん、大丈夫か?」
「あ…はい…ありがとうございま…あぁ!」
頭を下げた時、お兄さんの拳が血だらけなのが見えて
結「あわわ、ごめんなさい、あたし、あの…ケガさせてしまって…」
?「ん?ああ、これはさっきのヤツラの血やから、俺は全くケガしてないで!拭けばいいけん、気にすんな!
それより嬢ちゃん大丈夫か?家まで送るか?」
お兄さんが私の顔を覗きこんだ。
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