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『…相変わらず…上手いな…』
忍の細い指先にどんな力があるのだろうか… 次第に肩の重みが楽になってゆくのがわかる。
「元々上手いんです。そして伊織さんのマッサージをするようになって 更にレベルアップしただけです♪」
彼女が笑いながら答える。
忍は誉められると伸びるタイプだな… そんな彼女が可愛いらしくてたまらない。
『だったら 俺のおかげだな… 感謝しろよ?』
いや… 本当に感謝しているのは 俺の方だ…。
一瞬 忍の動きが止まった後 彼女の不敵な独り言が…
「…言いましたね…?それでは 日頃の感謝?を込めて…
はいっ!」
忍の最後の掛け声と共に 背中に驚くほどの激痛が走った!
『痛っ?!…バカかっ?!お前はっ!!』
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