小さな特攻隊は常に邪魔をする

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「…あの…ほらっ!明日は早いですし 伊織さんも疲れているでしょう?」 あたふたとしながら 必死に俺から逃げようとする忍が 愛おしい。 『どうして お前は…』 彼女の赤く染まった頬を撫でる。 すると 唇をうっすらと開きながら俺を見上げる その表情がたまらない。 「…何です?」 溜め息をつきながら答える唇に 指先を走らせる。 そして 『麻薬みたいな女だ…。』 彼女の頬を両手で触れ 疲れを忘れているかのように 彼女のその唇を塞いだ。 .
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