小さな特攻隊は常に邪魔をする

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忍の柔らかな唇を舌先でなぞれば 彼女の紅い唇から小さな溜め息が漏れる。 自然と彼女の唇がゆっくりと開く。 俺はそんな彼女の表情が大好きで 一度唇を離す。 「……ぁ……ん… …伊織…さん…」 ほら おねだりをしてきた。 物足りないように上目遣いで俺を見つめ 指先はシーツの上で意味無く動いている。 『…なんだ?』 俺が平静を装って静かに答えれば 忍は枕を抱き締めながら口元をモゴモゴとする。 「…ぁの……伊織さん…」 チュッ。 軽く 本当に触れるだけのキス。 『だから何だ。ハッキリ言え。』 いつも攻めているばかりじゃ 面白くない。お前から言ってこい。 今日は酒の力は無いからな(笑) .
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