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そして
飛行機の中でボロ泣き状態の私を心配する優弥がずっと愛用のタオルで涙を拭き、その様子を苦笑いで見ている伊織さん。
「泣き過ぎだ。」
笑って言う伊織さんだけどしっかり私の髪をそっと梳いている。
こんなんじゃ次に帰って来た時には日本から出ないかもしれない。
心地よい場所。
帰って来れる場所。
笑顔で受け入れてくれる人達。
みんなが私にとって大事な宝物。
本当に
『ありがとう。』
そして、サヨナラなんて言わない。
だから
『またねっ!』
そんな気持ちも込めて………
スイッチ オフ。
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