中学校入学式

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どこも痛くない。 ふとヤンキーに目を向けると拳をおさめていた。 何故だろう? とヤンキーをボ~と見ていると、どうやら俺の後ろを見ている。 パッと後ろを振り返ると、そこにはA君が立っていた。 しかもA君はキョトンと不思議そうに見ている。 しばらく沈黙が続いた後、A君が口を開いた。 A「何してるの?」 え…あまりにも予想外な質問をされて呆けてしまった。 するとヤンキーが、 「Aじゃん、よう。 何かコイツが生意気なこと言ってきてな。」 と笑いながら言っていた。 知り合いかよっ!!! 二人が話をしているのを床に座りながら眺めていると、A君が手を伸ばしてきた。 A「ほら、いつまでも座ってたら制服汚れるぞ。」 A君の手に掴まるように腰を上げて言った。 「ありがとう」
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