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ヤンキーを相手にしてるのもいい加減飽きて、どうしようかと悩んでいました。
最後にこの状況を丸くおさめるような考えは…全くもってなくて困り果てたな。
しかも階段をすれ違う生徒たちは、視界に入ってない様な素振りを見せているし…
完璧に打つ手なし、か。
ぶつかったのは事実だから謝って帰ろう。
ヤンキーの前に立って、
「悪かった、すまん」
と謝った。
ヤンキーの表情が少し和らいだし帰ろう。
そして玄関へ向かおうとしたら、体が上手く動かない。
何故?
それはまだヤンキーが胸ぐらを掴んでいるからで、
「まだ話は終わってないぞ」
と言いながら体を引っ張られ、勢いのまま壁に叩きつけられた。
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