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説明書を読むこともなく早速Aの電源を入れると、私の育成するキャラクターは猿であることが分かった とりあえず餌をやり、散歩に連れて行くことにする どういう機能なのか分からなかったが、散歩の途中で何匹かの動物とすれ違う 今考えると、Aを持った誰かが私の近くを通り過ぎたのかもしれない ゲーム機同士の通信ができるようになってきた頃だったように記憶している なんとなくAに慣れてきた頃には既に私の興味は反れており、日課を終え明日の仕事について思いを巡らす訳でもなく眠りに就いた
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