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その後はしばらく以前のような挨拶だけの関係が続いたのだが、ある日の昼食時間がかち合うことがあり、先日の新人と2人で昼食をとった
新入りは若いだけあってゲームには特別詳しいようで、だけれども興味のない私はゲームについて一体どこから質問を投げかけるべきかと考えていた
それを察してか、新入りは鞄の中からAを取り出してテーブルの上に置く
仕方なく私は答える
「今流行っているんだよね、実は最近私も手に入れたんだ」
そう伝えると新入りの顔色が、まるで暗闇の中で光り始めた橙色の電灯のようになり
「意外ですね、キャラは何ですか?」
と話に食いついてきた
「猿だったけど、単なる育児と変わらない気がするんだよね」
それはそうだ、それに私の猿は私の知らぬうちに餌を食べ愛用の自転車を飛ばして遠出することもあるのだ
そしてそういった出来事をAに住む猿はしっかり日記に残しており、飼い主である私がしっかり盗み読みしている
新入りのキャラクターは馬らしく、まず飼育馬にするか競走馬にするか迷っているらしく、更に馬につける名前を迷っているとのことで、その話を仕事中に話してしまったら上司からお叱りをいただいた、というわけらしい
結局名前は C と決まったらしい
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