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前屈みになりテーブルに頬杖を突きながら、俺は郁巳が持ってきたスナック菓子に手を伸ばした。
「そういえばさ、学祭の企画どうする?
そろそろ企画書とか申請締め切りじゃね?」
「あ~、そうなんだよなぁ…。」
俺は頭の後ろで手を組み、ソファの背もたれにダルそうに寄り掛かった。
「一応、申請用紙一式貰って来といた。」
「おぉ、サンキュー」
丁寧にクリアファイルに入れられた書類を郁巳は俺の方に軽く放り投げた。
書類はテーブルの俺側に着地する。
俺は勢いよく起き上がると、書類に目を通した。
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