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A組の俺は、B組、C組の教室の前を通過して、校舎端のトイレへ歩みを進める。
教室前を通過する時にそのクラスの人間模様を感じとる。
山田のようにトイレに逃げることが多い男なら、軽い人間構成すら記憶出来る。
しかし、名前は知らない。
横目でB組の彼女を見た。ああ、彼女はなんて輝いてるんだろう。
C組の前で古賀の声が聞こえた。身長180もある不良だ。
さらに小、中空手を習っていたため、誰もヤツには逆らえない。
「携帯電話とかけまして、ヘルス嬢と解きます。その心はどちらも感度が大切です」
周りにいる数人の仲間が声を出して笑ってる。
くだらねぇ。自信満々でよく言えるな。
俺のネタを聞いたら、きっと自信喪失してしまうはずだ。
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