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そして次の日、彼は何事もなかったかのように変わらずいつも通り店に来て旦那といつも通り話をして帰って行った。そして私は彼のある行動にピンと来て、彼が帰った後、メールを打った。もしかして昨日の事を気にして来てくれたの?と。。彼は旦那と話しながらも時々私を気遣う仕草を見せていたのです。しかし彼からの返信は届かず、代わりに私の携帯が着信を知らせた。画面を見たら登録したての彼の名前。私は店の外に出て、休憩所に使っている小屋へと戻った。「もしもし」「もしもし」「Yさんから電話来ると思わなかったからびっくりしたよ」(Yは彼です。あえて名前は伏せさせて頂きます。イニシャルでお願いします。)「オレ、メール打つの面倒だし、電話の方が早いから電話かけた」「そうなんだ」「今電話しててMは大丈夫か?」(Mは私の旦那の名前です) 「うん。大丈夫」「昨日の今日だから心配で顔見に行った」「うん。ありがとう。私は大丈夫。いつもの事だから」「帰ってから叩かれなかったか?」 「凄く怒ってたけど大丈夫だった」「ならいいけど。また何かあったら連絡よこせや」「ありがとう」私は彼の気遣いに涙が出そうになった。こんなにまで私を心配してくれる男の人がいるなんて。そう思ったら強くなれた。がんばれた。
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