はじまり
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少女は剣を構えていた。 脚を大股に開き、腰は低く、狙いをひとつに。 のどかな草原でひとり神経をはりつめていた。 まだ幼さが窺える愛らしい顔立ちだが、年不相応な凛々しさがあった。 彼女の目前にある束ねた藁に一閃が走る。 藁は分断された。 常人には見えない速さで剣が動き、藁を斬り捨てた。 一閃を奮った彼女は表情を和らげた。 剣を鞘に納めて呼吸を整える。 草原の風が少女の髪をなびかせた。
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