2人が本棚に入れています
本棚に追加
その後。
識上も少しはその場から逃げたものの、大通りで魔法全開の大乱闘となり。
先程にいたる。
そして、頃合いを見計らって出てきた、紳士面した卑怯者に怒りを覚えぬ訳もなく。
「さてと…卑怯者も悪の一種かな?だよな。そうだよな!なら、ヒーローこと識上龍さんは、親からいただいたこの右手を使って、親友の顔面を血まみれにしても、罪にはならないよな?」
まるで、用意してあった台詞を読むように、スラスラ流れていく言葉にチラチラと怒りの色が顔を覗かせている。
最初のコメントを投稿しよう!