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は…………?
「今、何て言った?」
「えっ?だからふーやんが迎えに来てるって………イッチーもしかして耳腐った?」
「腐ってんのはテメーの脳ミソだろ………」
普通耳が腐ったとか言うか?
しかも実の弟に。
その前に誰か来たなら来たって早く言えっての。
「はぁ…………」
「なーに溜め息ついてんだよ、幸せ逃げるぞ」
「誰のせいだと思ってんだよ………もう良い、俺は後で行くからあの馬鹿は追い返してくれ」
「良いの?せっかく迎えに来てくれたのに」
「良いんだよ」
あいつと朝から一緒だと無駄に疲れる…。
テンション高いし一人で突っ走るし、何より面倒だ。
「ふぅん………そっかそっか…」
「………んだよ、ニヤニヤしやがって」
「別にー?あーあ、イッチーは一緒に行かないのか……せっかく小羽ちゃんも来てくれたのに」
…………小羽も…?
「イッチーのこと待ってくれてるけどそっか、じゃあふーやんと小羽ちゃんに断……」
「………待て」
あいつはともかく、小羽が一緒なら話は別だ。
「今すぐ着替えて準備する…」
「うんうん、イッチーならそう言うと思ったよ」
「チッ…………」
兄貴に遊ばれたのは癪だが小羽を待たせる訳にはいかない。
あいつ一人だったら二度寝する予定だったが。
俺は着替えを済ませて鞄を持ち、あいつと小羽の待つ玄関へと向かった。
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