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「遅いですよ壱琉、何をボサボサしてるですか!」
「壱琉くん、おはよう」
「はよ………小羽」
「むっ…僕も居るですよ壱琉!相棒におはようの挨拶は無いのですか!?」
ウゼー………。
朝からテンションが高い微妙な敬語で話している奴は葉月 芙蓉【はづき ふよう】
マイペースと言うかゴーイングマイウェイと言うかとにかく馬鹿。
「誰が相棒だ、朝から煩い…」
「またまたぁ。照れるなですっ、僕と壱琉の仲じゃないですか!」
「照れてねぇし……つうかどんな仲だよ」
「今日も壱琉くんと芙蓉くんは仲が良いね」
そう言いながらクスリと可愛らしい笑みを溢しているのは天宮 小羽【あまみや こはね】
幼馴染みで俺が特別に想ってる女、つまりは好きな奴ってこと。
「どうかしたの、壱琉くん?」
「っ、いや……別に」
無意識に小羽をずっと見てたのか、俺…。
うわ…恥ずかし過ぎる。
「気にするなです小羽、壱琉は小羽に見とれていたのですよ」
「えっ…?」
「名探偵の僕には分かるのです、壱琉は小羽が…」
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