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「えーと……ぱーどぅん?」
「見事なひらがな発音だね。僕の名前は花澤 周子」
うるせぇ。どうせ高校の時は万年赤点でしたよ。いや、そこじゃなくて。
「もうちょい後」
「職業は『トイレの花子さん』」
そこだ。……電波な子なのかな。それともコスプレ好き?
と、失礼なことを考えていると、俺は顔に出してしまっていたらしく、幼女……自称『花子さん』が呆れたような顔をした。
「なんだ、気付いていたんじゃなかったのかい? 昨日言いかけていたじゃないか」
確かに言ったような気もする……。が、あれは酔った勢いもあったわけで。
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