第壱怪『トイレの花子さん』Ⅰ

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拝啓、お母様。 いかがお過ごしでしょうか。 私は、大学でも友達ができ、アパートでの一人暮らしにも慣れてきました。 さて、お母様に言っておかなければならないことがあります。 私、苗木 達也(なえぎ たつや)は、 幼女と同居することになりました。 …………。 あっ! 待って、引かないで! 誘拐したとか、大学入学早々、不純異性交遊に及んだ結果、できちゃったとかじゃないから! これには日本海溝よりふかーい事情があって……。 そう、あれは昨日の事でした……。
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