第壱怪『トイレの花子さん』Ⅰ

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次に目を覚ましたのは、俺が借りているボロアパート(家賃二万五千円)の自室だった。 布団からゆっくりと上半身を起こす。 頭痛い……。昨日どうやって帰ったんだっけ……。 痛む頭でなんとか昨日のことを思いだそうとする。 ふと視界の端で動くものが見えた。 おかっぱ頭に白ブラウスと赤い吊りスカート。さらにエプロンを装備した幼女がご飯の準備をしていた。
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