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娘のラルーは我と妻の愛の結晶だ。
恥ずかしいので無口の我は日記にしか書けないが,
娘のラルーは目に入れても痛くはないほど愛しとる。
我の漆黒の髪を貰い受け,妻の紫の瞳を受け継いだ。
娘が生まれた頃は魔界と人間界と戦争があり,そのためあまり構ってやれなかった。
だが娘は強く逞しくやんちゃに……
まさしく昔の我にそっくりに育ってしまった。
少しでも妻のような可憐な女性になってほしいと教育係をつけたが
半分は人間の血……
もう人格形成された後だった。
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