いち

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「まぁたしかに、かなり童顔よね~」 お茶を飲みながら叔母が呟く。 それにうんうんと頷きながら煮物を口に運んだ。このカボチャうまい。 「綺麗というかなんというか‥」 うんうん。 視界の隅で正義が小さな箸を使ってカボチャを口にいれようとしているのが見えた。 「直人くん狙っちゃえば?」 ガシャン、 その唐突な言葉に思わず持っていた箸を落とした。 どうしたらそんな流れに‥ 「な、なんでそうなるんすか‥?」 内心、動揺しすぎている自分にも少し驚いた。 「冗談よ~って‥、正義、なんであなたもお箸落としてるの?」 叔母の言葉で気づいたが正義もまた俺と同様に箸を落としていた。 「‥なんでもねぇ」 そうぼそりと呟いたあと、俺の顔を睨みつける。 そしてすぐ何事も無かったかのように箸を持ち直して味噌汁をすすった。 .
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