272人が本棚に入れています
本棚に追加
「宝石はどうしましょうか?」
「そうですねぇ。」
宝石なんかいらない。
そう言おうとした時、扉の方から控えめなノックが聞こえた。
サラ「入ってもよろしいですか?」
竜蘭「は、はい!!」
私は慌てて返事をした。
部屋に入ってくるとサラは私を見て息を呑み、跪いた。
サラ「貴方は砂漠に咲いた一輪の花です。美しいお姫様…。」
っ!!
き、キザだ!!
だが様になってる!!
こんなサブいことやって様になるのはサラだけだな!!
サラ「皆さん、王子様から宝石を預かってまいりました。」
そう言ってサラは高価そうな箱を開けた。
最初のコメントを投稿しよう!