砂漠の扉

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「宝石はどうしましょうか?」 「そうですねぇ。」 宝石なんかいらない。 そう言おうとした時、扉の方から控えめなノックが聞こえた。 サラ「入ってもよろしいですか?」 竜蘭「は、はい!!」 私は慌てて返事をした。 部屋に入ってくるとサラは私を見て息を呑み、跪いた。 サラ「貴方は砂漠に咲いた一輪の花です。美しいお姫様…。」 っ!! き、キザだ!! だが様になってる!! こんなサブいことやって様になるのはサラだけだな!! サラ「皆さん、王子様から宝石を預かってまいりました。」 そう言ってサラは高価そうな箱を開けた。
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